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タイヤの側面(サイドウォール)についた傷は、その深さや状態しだいで「早めに交換したい傷」と「点検して様子を見てよい傷」に分かれます。とくにゴムがボコッとふくらんでいる、内部の繊維が見えている、深く切れているといったときは危ないサインです。無理をせず早めにお店で見てもらうと安心できます。この記事では、側面の傷の見分け方を図解でやさしく整理しました。
タイヤの側面の傷は接地面の傷より心配なことがある
タイヤの側面は「サイドウォール」という部分です。地面に接する面(トレッド)とちがって溝がなく、つるっとしていて、メーカー名やサイズの数字が書かれています。
このサイドウォールには、タイヤの骨組みになっている繊維の層(カーカス=コード層)を守り、走行中の衝撃をやわらげる役目があります。じつはゴムがとても薄く、いちばん薄いところで5mmほど(目安)しかありません。だからこそ側面の傷は接地面の傷より内部まで届きやすく、深いものは危険な状態につながることがあります。
接地面に釘が刺さったようなパンクは修理できることもありますが、側面の傷はそうはいきません。基本的には修理ができず、交換になるのが一般的です。走るたびに曲がったりたわんだりを繰り返す場所なので、補修材が持たないためです。
交換が必要な傷・様子見でよい傷の見分け方【図解】
側面の傷は、信号の色のように3段階で考えるとわかりやすくなります。下の図で、ご自分のタイヤと見比べてみてください。

赤信号=早めに交換したい傷
- ふくらみ(コブ・ピンチカット)がある…中の繊維が切れて空気圧に押され、ゴムがボコッと膨らんだ状態です。破裂(バースト)につながる恐れがあります。
- 内部の繊維(コード)が見えている…ゴムの下から糸のようなものが見えたら、守る役目が働いていない危ない状態です。
- 深く切れている・裂けている…ぱっくり切れていたり、空気がじわじわ抜けたりするものは、そのまま走らないほうが安心です。
黄信号=お店で点検したい傷
表面のゴムがえぐれている、傷の底が見えないほど深そう、というときは自分で判断するのが難しい範囲です。中の繊維まで届いているかどうかは、外から見ただけではわからないこともあります。無理をせず、タイヤを扱うお店やガソリンスタンドで点検してもらいましょう。
緑信号=様子を見てよい傷
縁石にこすったときにできる、表面をなでた程度の浅い傷(1〜2mmほどが目安)なら、すぐに交換とは限りません。街乗りが中心なら、そのまま使えることもあります。ただし浅そうに見えて実は深い、というのもよくある話です。気になるときは、点検のついでに見てもらうと安心です。
傷の種類別・対応の目安を早見表でチェック
見つけた傷がどれに近いか、下の表で確かめてみてください。あくまで目安ですので、迷ったら点検を選んでおくのが安全側の判断です。
| 傷の状態 | 危険度の目安 | おすすめの対応 |
|---|---|---|
| ふくらみ(コブ)がある | 高い(赤) | 運転を控え、早めに交換 |
| 内部の繊維が見えている | 高い(赤) | 早めに交換 |
| 深く切れている・空気が抜ける | 高い(赤) | 走らずにお店へ相談 |
| ゴムがえぐれて底が見えない | 中くらい(黄) | お店で点検してもらう |
| 表面の浅いこすり傷 | 低い(緑) | 様子を見つつ、点検時に確認 |

側面の傷を見つけたときにすること
傷を見つけても、あわてる必要はありません。次の順番で確かめると、落ち着いて対応できます。
- 明るい場所で、ふくらみ・繊維の露出・深い切れがないかを見る。
- 空気がゆっくり抜けていないか、翌日にタイヤがへこんでいないかを確かめる。
- 少しでも不安があれば、遠出の前にお店やガソリンスタンドで点検を受ける。
赤信号の傷が見つかったら、高速道路など速度の出る道は避けて、近くのお店へ向かうと安心です。それから、傷んでいるのが1本だけでも油断は禁物です。走行距離や年数が近いタイヤは、ほかも同じように傷みが進んでいることがあります。交換のときに残り3本の状態もあわせて見てもらうとよいでしょう。
交換になったときの費用の目安と、事前に相場を知る方法
側面の傷で交換となると、次に気になるのは費用ですね。タイヤ本体の代金に加えて、取り付けの工賃やバランス調整、古いタイヤの処分料などがかかります。おおよその金額を先に知っておくと、お店で見積もりを見たときにも落ち着いて判断できます。
「うちの車だといくらくらいだろう?」と気になる方は、タイヤ費用診断で概算をのぞいてみてください。車種やタイヤサイズを選ぶだけで目安の金額がわかります。名前や電話番号の入力はいりません。
よくある質問
Q. タイヤの側面の傷は自分で修理できますか?
A. 側面(サイドウォール)の傷は、基本的に修理できず交換になるのが一般的です。走行中に曲がったりたわんだりを繰り返す部分で、補修材が持たないためです。接地面に釘が刺さったパンクは修理できることもありますが、側面は別ものと考えておくと安心です。
Q. どのくらいの深さの傷なら交換が必要ですか?
A. 表面をなでた程度の浅いこすり傷(1〜2mmほどが目安)なら、すぐに交換とは限りません。一方で、内部の繊維が見えている・ゴムがふくらんでいる・深く切れているものは、早めの交換をおすすめします。深さの判断が難しいときは、お店で見てもらうのが確実です。
Q. 側面にふくらみ(コブ)があります。運転しても大丈夫ですか?
A. ふくらみ(コブ・ピンチカット)は、中の繊維が切れているサインです。破裂につながる恐れがあるため、そのまま走り続けるのは避けてください。速度の出る道は通らず、近くのお店へ向かって早めに交換すると安心です。
Q. 側面の傷を防ぐにはどうすればいいですか?
A. 駐車のときに縁石へ寄せすぎない、段差はまっすぐゆっくり越える、といった心がけで側面の傷は減らせます。空気圧を適正に保つこともタイヤを傷みにくくします。月に一度ほど、側面をぐるっと見ておくと早めに気づけて安心です。
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※本記事の費用・査定額はあくまで目安(概算)です。実際の金額は車両の状態・時期・地域・店舗によって変わります。正確な金額は必ず各サービスの見積もり・査定でご確認ください。

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