古いタイヤの処分費用は、1本あたり300円〜550円が目安です(2026年時点。店舗や地域によって異なります)。4本まとめても1,200円〜2,200円ほどで、思っているより高くはありません。
ただし、タイヤは自治体の粗大ゴミに出せません。燃えるゴミの日に出しても回収されず、置き場所に困ったまま物置で何年も眠っている。そんなご家庭は少なくないはずです。
この記事では、タイヤを引き取ってくれる場所と費用の相場、そして処分費用を実質無料にする方法を順番に紹介します。結論だけ先に言うと、いちばん手間なくお得なのは「タイヤ交換と同時に古いタイヤを引き取ってもらう」ことです。
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結論:処分費用は1本300〜550円が目安。交換と同時なら実質無料のことも
タイヤ単体を店舗に持ち込んで処分してもらう場合、料金は1本300円〜550円あたりに収まることがほとんどです(2026年時点の目安。店舗・タイヤのサイズによって異なります)。軽自動車でもミニバンでも、普通の乗用車サイズならそこまで差は出ません。
一方、新しいタイヤへの交換と同時であれば、話は変わります。交換工賃の中に古いタイヤの処分料が含まれている店や、キャンペーンで処分料を無料にしている店があるからです。同じタイヤを捨てるのでも、「捨てるためだけに持ち込む」より「交換のついでに引き取ってもらう」ほうが、費用も手間も少なくて済みます。
まだ交換の予定がなく、物置のタイヤだけ片付けたい方は、このあとの持ち込み先の比較から読んでください。
タイヤは自治体のゴミに出せない
タイヤは、国が「適正処理困難物(てきせいしょりこんなんぶつ)」に指定している品目です。市町村が持っている焼却炉や破砕設備では適切に処理するのが難しい、と国が認めたゴミのことで、自動車用の廃ゴムタイヤは大型テレビ・大型冷蔵庫・スプリングマットレスと並ぶ指定4品目のひとつです(出典:環境省「廃棄物の処理及び清掃に関する法律第六条の三の規定に基づく一般廃棄物の指定について」)。
だから、燃えるゴミにも粗大ゴミにも出せません。多くの自治体では「販売店などに引き取りを依頼してください」と案内しています。つまりタイヤの処分は、最初から「どこかに持ち込む(引き取ってもらう)」前提で考える必要があるわけです。
どこで処分できる?持ち込み先ごとの費用比較

タイヤを引き取ってくれる主な場所と、費用の目安を表にまとめました。いずれも2026年時点の目安で、実際の料金は店舗・地域・タイヤのサイズによって異なります。
| 処分先 | 費用の目安(1本) | 向いている人 |
|---|---|---|
| ガソリンスタンド | 300〜500円 | 近所でさっと済ませたい |
| カー用品店 | 300〜550円 | 交換や点検のついでに頼みたい |
| タイヤ専門店 | 250〜500円 | 本数が多い、ホイール付きも相談したい |
| ディーラー | 500〜1,000円程度 | 点検・車検のついでに任せたい |
| 不用品回収業者 | 1本1,000円前後+出張費 | 車がなく持ち込めない |
たとえば13年乗った軽自動車のスタッドレス4本を物置から出して、近所のガソリンスタンドに持ち込んだ場合、かかるのは1,200〜2,000円ほど。電話で「古いタイヤ4本、処分をお願いできますか」と聞いてから行けば、二度手間になりません。店によっては引き取り自体をやっていないこともあるので、事前確認だけはしておきましょう。
ひとつ注意したいのが、街を巡回する「無料回収」の業者です。家庭のゴミの収集運搬には市町村の許可が必要で、無許可の業者に渡したタイヤが山中に不法投棄される事例が問題になっています。回収を頼むなら、自治体の許可を受けた業者か、店舗を構えた事業者を選んでください。
無料・お得に処分するコツ
処分費用を抑えるやり方は2つです。
- タイヤ交換と同時に引き取ってもらう(処分料込みの店を選ぶ)
- 状態のよいタイヤは買取に出す
まず1つめ。タイヤはいずれ必ず交換するものなので、次の交換のタイミングまで待てるなら、そのとき一緒に引き取ってもらうのがいちばん合理的です。最近は、タイヤ本体の価格に取付工賃や古いタイヤの処分までまとめた「コミコミ価格」で申し込めるネット通販もあります。たとえばTIREHOOD(タイヤフッド)は、ネットでタイヤを選ぶと近くの取付店に直送され、取付予約までまとめてできる仕組みです。重いタイヤを自宅で受け取って車に積む、という作業がないので、力仕事が不安な方にも向いています。交換全体でいくらかかるかは、タイヤ交換費用の相場の記事で詳しく解説しています。
2つめは買取です。溝がしっかり残っている、製造から年数が浅い、ひび割れがない。この条件がそろえば、中古タイヤとして値が付くことがあります。タイヤ専門店や中古タイヤ買取店に写真を送って査定してもらえるサービスもあるので、「捨てるにはもったいない気がする」タイヤは一度聞いてみる価値があります。逆に、溝が減っていたりひび割れが出ていたりするタイヤは値段が付かないので、素直に処分に回しましょう。
ホイール付きタイヤの場合
ホイールが付いたままのタイヤは、処分の前に「組み外し(タイヤをホイールから外す作業)」が必要になり、1本あたり数百円〜の工賃が上乗せされるのが一般的です。処分料と合わせると、1本800円前後かかることもあります(2026年時点の目安。店舗によって異なります)。
ただ、ホイール付きは悪いことばかりではありません。アルミホイールは金属としての価値があり、状態がよければホイールだけ、あるいはタイヤとセットで買い取ってもらえることがあります。特にスタッドレスのホイールセットは需要があるので、処分を決める前に買取店へ相談してみてください。タイヤ側にまだ溝が残っているかどうかの見きわめ方は、タイヤの寿命と交換時期の記事が参考になります。
やってはいけない処分方法(不法投棄・野焼き)
「山に置いてくればタダなのに」は、冗談でも実行してはいけません。廃棄物の投棄は廃棄物処理法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)で禁止されており、違反すると5年以下の拘禁刑(こうきんけい。従来の懲役にあたる刑)もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方が科されます。法人の場合は3億円以下の罰金です(出典:e-Gov法令検索「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」第25条・第32条)。
庭でタイヤを燃やす「野焼き」も同じ法律で原則禁止されていて、罰則も不法投棄と同じ重さです。タイヤは一度火が付くと消えにくく、有害なガスも出ます。また、自宅の敷地に長年積んでおくだけでも、雨水がたまって蚊の発生源になったり、放火のリスクがあったりと良いことがありません。数百円で正規に処分できるのですから、ためこまず手放してしまいましょう。
処分だけのために店へ運ぶのが面倒なら、次のタイヤ交換のときにまとめて片付けるのが現実的です。TIREHOODのように取付予約と処分までネットで段取りできるサービスなら、総額を確かめてから申し込めます。まずはご自身の車のタイヤ交換にいくらかかるのか、目安を調べるところから始めてみてください。
よくあるご質問
タイヤは1本からでも処分できますか?
はい、1本からでも処分できます。ガソリンスタンドやカー用品店の処分料は1本単位(1本300〜550円が目安)なので、パンクで交換した1本だけ、といった依頼も問題ありません。ただし店舗によっては引き取りを行っていない場合があるため、持ち込む前に電話で確認すると確実です。
タイヤ交換と同時に処分したほうが安いですか?
多くの場合、交換と同時のほうが安く、手間も少なく済みます。交換工賃に古いタイヤの処分料が含まれている店や、処分料無料のキャンペーンを行う店があるためです。処分のためだけに車にタイヤを積んで持ち込む手間もなくなります。
ホイール付きのタイヤは処分費用が高くなりますか?
タイヤをホイールから外す工賃が上乗せされるため、タイヤ単体より高くなるのが一般的です。ただしアルミホイールは金属としての価値があり、状態がよければホイールごと買い取ってもらえることもあります。処分を決める前に買取店へ相談するのがおすすめです。
タイヤを不法投棄するとどんな罰則がありますか?
廃棄物処理法により、5年以下の拘禁刑もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方が科されます(法人は3億円以下の罰金)。野焼きも同じ重さの罰則の対象です。タイヤは1本数百円で正規に処分できるので、必ず店舗や許可業者に引き取ってもらいましょう。
車ごと手放すとき、タイヤはどうなりますか?
車に付いているタイヤは車と一緒に引き渡すため、個別の処分費用はかかりません。保管中のスタッドレスなど予備のタイヤも、査定時に伝えれば車とまとめて引き取ってもらえることが多く、状態がよければプラス査定になる場合もあります。車自体の価値が気になる方は、個人情報の入力なしで使える査定シミュレーターや、車の買取相場の調べ方の記事を参考にしてください。
車の価値の調べ方は車の買取相場の調べ方|電話なしでわかる3つの方法で詳しく解説しています。概算だけ知りたい方は、電話番号の入力が不要な中古車査定シミュレーターもどうぞ。
本記事の金額・費用は一般的な目安の概算です。実際の金額は店舗・地域・タイヤの状態やサイズによって異なります。制度・罰則は2026年9月時点の情報です。

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