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お盆に帰省した子どもや孫が「運転を代わるよ」と言ってくれる。ありがたい場面ですが、その前にひとつだけ確認したいのが、親の自動車保険の「運転者の範囲」です。契約に「運転者限定」や「年齢条件」が付いていると、子や孫の運転が補償の対象に入っていないことがあります。
この記事では、保険証券のどこを見ればよいか、範囲の外だったときに使える「1日タイプの自動車保険」、帰省のたびに運転するなら考えたい条件の見直しまで、順番にご説明します。
まずは「だれが運転できる契約か」の確認から
結論から。帰省した子や孫に運転を頼む前に、親の自動車保険の「運転者限定」と「年齢条件」の2つを確認してください。この2つで、補償される運転者の範囲が決まっています。
範囲に入っていれば、特別な手続きはいりません。入っていなければ、子や孫が「1日タイプの自動車保険」に入るか、親の契約の条件を広げるか。どちらがよいかは運転する頻度で変わるので、後ほど詳しくご説明します。
保険証券(ほけんしょうけん)=契約内容が書かれた書類のほか、更新時期に届くお知らせのハガキや、保険会社のマイページでも確認できます。見方がわからなければ、証券に書かれた代理店や保険会社に電話すれば教えてもらえます。
「運転者限定」と「年齢条件」とは
運転者限定とは、運転する人を絞るかわりに保険料を安くするしくみです。「本人限定」「本人・配偶者限定」といった区分があり、範囲を狭くするほど保険料は下がります。区分の名前や分け方は保険会社ごとに少しずつ違います。

帰省した子や孫は範囲に入っている?
| 運転者限定の区分 | 帰省した子・孫の運転 |
|---|---|
| 本人限定 | 対象外 |
| 本人・配偶者限定 | 対象外 |
| 家族限定(取り扱いのある会社のみ) | 別居の未婚の子は対象になることが多い。別居の孫や、結婚している子は対象外のことが多い |
| 限定なし | 対象(年齢条件は別途確認) |
表のとおり、「本人限定」や「本人・配偶者限定」になっていると、帰省した子や孫の運転は補償されません。ふだん夫婦しか乗らないお宅では、保険料を抑えるために限定を付けているケースが多いのです。まずここを確かめましょう。
年齢条件には「別居の未婚の子」への特例がある
年齢条件は、「21歳以上補償」「35歳以上補償」のように補償する運転者の年齢を区切る条件です。ここで意外と知られていないのが、年齢条件が適用されるのは同居の家族などに限られ、別居している未婚の子には適用されない、という取り扱いです。多くの保険会社がこの方式を採っています。
たとえば親の契約が「35歳以上補償」でも、東京で一人暮らしをしている22歳の未婚の子が帰省して運転する場合、年齢条件には引っかからない扱いになる会社が多い、ということです。ただし「本人・配偶者限定」が付いていれば年齢に関係なく対象外なので、運転者限定と年齢条件は別々に確認してください。
ここでいう「未婚」は、これまでに結婚したことがない、という意味で使われるのが通例です。離婚して独身に戻った子は「未婚」に当たらない場合があります。また、別居している孫は家族の範囲から外れることがほとんどです。補償されるかどうかの最終判断は、必ずご契約先の保険会社に確認してください。
短い帰省なら「1日タイプの自動車保険」という方法
帰省中の数日だけ運転する、という場合に使えるのが、1日(24時間)単位で入れる自動車保険です。複数の損害保険会社が販売していて、スマートフォンやコンビニの端末から手続きできます。保険料は1日800円前後からが目安です(プランによって変わります)。
入るのは、車を借りて運転する本人。つまり子や孫の側です。親の契約はそのままでよく、万一の事故でも親の保険を使わずに済むため、親の等級(保険料の割引率を決めるしくみ)に影響しないのが一般的です。
- 相手への賠償(対人・対物)が基本の補償に入っている
- プランによっては、借りた車の修理費用も補償される
- 運転する日だけ入ればよいので、短い帰省と相性がよい
補償の内容や対象になる車の条件は商品ごとに違います。初めて使うときは事前の登録が必要な場合もあるので、帰省の前日までに各社の案内を確認しておくと安心です。
帰省のたびに運転するなら、条件の見直しも
お盆とお正月には必ず帰ってくる。月に一度は様子を見に来て、買い物に付き合ってくれる。そんなふうに運転の機会が多いなら、毎回1日タイプの保険に入るより、親の契約の運転者限定や年齢条件を広げてしまうほうが手間は減ります。条件の変更は契約期間の途中でもでき、差額の保険料を払う形になるのが普通です。
条件を広げると保険料は上がります。だからこそ、見直しのタイミングは複数の保険会社を比べるよい機会でもあります。同じような補償内容でも、会社によって保険料に差が出るためです。一括見積もりサービスを使うと、一度の入力で複数社の保険料をまとめて確認できます。
保険の見直しどころは年代によっても変わります。定年前後の方は「定年退職したら自動車保険を見直し」の記事もあわせてどうぞ。
出発前に親子で確かめたい3つのこと

- 保険証券で「運転者限定」と「年齢条件」を確認した
- 範囲の外なら、1日タイプの保険の準備か条件の変更を済ませた
- タイヤの空気圧など、車の状態をひととおり見た
3つ目は保険の話ではありませんが、家族を乗せて長い距離を走る前にこそ、タイヤやバッテリーの状態を見ておきたいところです。空気圧の確認のしかたは「タイヤの空気圧、どこで確認する?」で図解しています。
買取くんお盆の直前はなにかとあわただしくなります。保険証券の確認だけでも今のうちに済ませておくと、当日ゆっくり過ごせますよ。
よくある質問
- 別居している子どもは「家族」の範囲に入りますか?
-
家族の範囲に「別居の未婚の子」を含める保険会社が多くあります。ここでの未婚は、婚姻歴がないことを指すのが通例で、離婚して独身に戻った子は含まれない場合があります。定義は会社ごとに違うため、ご契約先に確認してください。
- 1日タイプの自動車保険はどこで入れますか?
-
複数の損害保険会社が販売していて、スマートフォンやコンビニの端末から手続きできます。初めて利用するときは事前の登録が必要な場合があります。補償内容や保険料は商品ごとに違うので、各社の案内で確認しましょう。
- 孫が運転する場合も補償されますか?
-
同居している孫は「同居の親族」として範囲に入ることが多い一方、別居の孫は範囲から外れやすい、というのが実情です。その場合は1日タイプの保険や、運転者の条件変更を検討します。補償されるかどうかは契約によって異なるため、保険会社への確認が確実です。
- 帰省中に事故があったら、親の等級はどうなりますか?
-
親の保険を使って保険金を受け取ると、翌年度から等級が下がって保険料が上がるのが一般的です。子や孫が1日タイプの保険に入っていて、そちらから支払われる場合は、親の契約に影響しないのが通常の取り扱いです。詳しくは保険会社に確認してください。
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※本記事の費用・査定額はあくまで目安(概算)です。実際の金額は車両の状態・時期・地域・店舗によって変わります。正確な金額は必ず各サービスの見積もり・査定でご確認ください。







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